顎関節症の原因となる筋肉と予防方法
顎関節症とは顎を開け閉めする際に痛みが起こる症状ですが、その顎関節症が引き起こされる原因に顎周りの『筋肉の硬さ』が影響されます。日常生活でのストレス、姿勢の崩れが影響し、顎周りの筋肉が過緊張・疲労を起こすことで、顎の関節の動きを悪くさせます。その中でも大きく影響を及ぼす筋肉、咀嚼筋(総称)についての説明と顎関節症の予防方法についてもお話しさせていただきます。
咀嚼筋(そしゃくきん)とは
1. 咬筋(こうきん)
咬筋とは下顎をあげる、噛む役割を担っています。位置は頬の奥にあります。噛みしめ癖・歯ぎしりが長く続くと過緊張が起こり、顎関節に負担をかけます。ストレスを感じやすい方は意識なくに咬筋を使いすぎてしまい、筋肉の緊張が強くなり痛みの原因となります。
2. 側頭筋(そくとうきん)
側頭筋とは耳の上、コメカミの部分にある筋肉です。作用は下顎を引き上げる動きを担っています。これもまた普段のストレスや悪い姿勢によって緊張してしまい、頭痛や目の疲れの原因にもなる筋肉です。スマホやPC操作で頭を前に出す姿勢が続き姿勢がくずれてしまい、側頭筋に筋肉の硬さがでやすくなります。ヘッドスパなど頭皮のもみもぐしが有効的です。
3. 外側翼突筋(がいそくよくとつきん)
外側翼突筋は顎を前方に動かす動きを担っています。この筋肉が硬くなることで顎のスムーズな開け閉めができなくなり、顎関節の動きが悪くなります。外側翼突筋の硬さが続く続くことで、顎のカクカクという音や顎の痛みの原因となることがあります。長時間の片側の噛みしめ癖がある方は、この筋肉が悪くなることが多いです。ゆっくりと顎を開けるストレッチが有効です。
4. 内側翼突筋(ないそくよくとつきん)
内側翼突筋は顎を閉める役割を担っております。この筋肉が硬くなると歯の噛み合わせに悪影響を及ぼします。この筋肉が硬くなってしまうと、口が開きづらなってしまい、食事の際に上手く顎が開けられなくなってしまいます。
顎関節症の予防方法
顎関節の改善には全身の骨格のバランス、ゆがみの調整が必要となります。また先ほどお話しさせていただいた咀嚼筋の硬さを日ごろから緩めてあげることで改善へのスピードが上がります。
自宅や整骨院でできる予防方法
-
頬周りの筋肉ほぐしや首のストレッチ
咀嚼筋を指の腹や硬い場合は第一関節を曲げてほぐし緩めることで筋肉の硬さを取る事ができます。首周りの筋を伸ばすストレッチも有効です。
-
お身体のゆがみの調整
整骨院での身体を整える施術やストレッチ、自宅ではストレッチポールやフォームローラーを使い丸まった姿勢を整えることも必要です。
-
噛みしめ癖や歯ぎしりの予防
運動など普段のストレスの発散や、マウスガードをつけて寝ることなど噛みしめや歯ぎしりの予防となります。
-
ストレス管理
日常的にストレスを感じやすい方は常に食いしばる癖があります。日頃からリラックスし深呼吸や瞑想をすることで副交感神経が優位に働き無駄な顎への負担を軽減しましょう。
中野区で根本から改善できる整骨院『中野坂上整骨院』
いつも忙しい日々の中で、からだの不調や痛みに悩まされることがありますね。私たち中野坂上整骨院は、そんなあなたの健康を真剣に考え、心を込めてサポートいたします。
当院では、国家資格を持った経験豊富なスタッフが丁寧にカウンセリングを行い、あなたの症状やご要望に合わせた最適な改善プランをご提案します。手技を中心とした施術で、体のバランスを整え、痛みの根本原因にアプローチします。また、適切なストレッチや運動指導も行い、日常生活での再発予防にも努めています。
院内は居心地の良い空間で、リラックスして施術を受けていただけるよう心がけています。私たちの使命は、あなたが健康で笑顔で溢れる毎日を送るためのお手伝いをすることです。
安心してお任せください。ぜひ、お気軽にご相談くださいませ。